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2021年10月03日

進路選択の時期を迎える上でのアドバイス

中3生とっては、だんだんと受験の雰囲気が色濃く漂い始める2学期です。

夏休み明けの実力テスト(すでに終了)と11月の実力テスト(公立高校は1月実力テストも)が中学校での進路決定のデータとなります。

瑞穂でも9月~11月の3回分の五ツ木の模擬テスト成績で進路指導をさせてもらいます。

すでに進路を決めるための実力判定の時期は始まっています。

 

学校や塾の先生たちが受験の話を頻繁にするようになりますし、クラスメイトとの雑談の中にも高校や成績が話題に上るようになるでしょう。

いくつか高校の説明会に参加するでしょうから、自ずと志望校について考える機会も増えていきます。

 

受験に向けての気持ちが盛り上がるのは良いことです。

それが勉強に向かう気持ちを高めてくれるでしょう。

 

一方で、精神的につらくなる子もいます。

テストの結果に一喜一憂し、思うように成績が上がらないと落ち込んだり、気持ちが不安定になってしまったり。

 

家庭内でもめることもよくあるようです。

本人が一向にやる気になってくれないと、親としてはイライラしますよね。

つい「勉強しなさい」「ゲームやめなさい」「スマホ取り上げるよっ💢」と叱っては、逆ギレされて親子げんかになったり…

また親子の希望が食い違うこともあります。

中学校や塾での進路判定も絡み、安全策でいくのか、リスクを承知でチャレンジするのか…とても難しい決断になります。

 

このように受験終了まで、生徒本人もそしてご家族も、程度の差こそあれ、きっといろいろ悩みながら受験を乗り越えていかれることでしょう。

 

そこで、瑞穂からのお願いといいますか、悔いの残らない受験をするためのアドバイスをさせてください。

 

①情報はしっかりと、正確に集める

 

生徒たちの間でも「友達が言ってました」情報が結構あります。それが本当に正しいかどうかは不明です。

うわさ話や人の話を鵜呑みにすることなく、高校説明会へ出向いたり、必要とあれば直接高校に電話で問い合わせてみるといいでしょう。

(大丈夫です。特に私立高校は「今中3で来春に御校の受験を考えているのですが」と言えばとても丁寧に対応してくださいます)

 

②基本は本人の意思を尊重することです

 

高校に行くのはお子様ご本人なので、本人の思いは最大限尊重してあげてください。

本人が納得できないままに進学させても、高校生活がうまくいくかどうか不安が残ります。

そして、この先何かあったときに、「自分が選んだ高校じゃない。親のせいだ。」と逃げ道を作ることは、絶対に本人のためになりません。

 

とはいえ、ご家庭の事情もあるでしょうし、親から見て考えが甘いと思うところもあるでしょう。

その場合は、冷静に「話し合い」をしてください。

決して親の考えを押しつけたり、子どもの考えを頭から否定するのではなく、対等の立場での「話し合い」です。

お互いが納得できる着地点が見つかるまで、何度もされたらいいと思います。

感情的にならないことが大切なので、必要であれば、第三者(中学校や塾の先生など)も巻き込んで、納得できるまでどうぞ。

しんどい行程かもしれませんが、それは後々のご本人にとって貴重な経験であり、対等に話し合いをしてもらえた自信にもつながると思います。

 

あと、親からの「勉強しなさい」という叱責はあまり効果がないというか…逆効果になる場合が多いです。「はーい」「わかった」と素直に聞いてくれるのならいいですが、おそらくそうではないでしょう??

みんな毎日瑞穂で3時間の授業を受けています。

「頑張ってるね」「お疲れ様」の気持ちは伝えてあげてください。

その上で、家でだらだらしている姿が気になるなら、瑞穂へご連絡ください。

家はくつろぐ場所なので、勉強しにくいのは当然なのです。

授業前後に自習に来るようにお話をしてみます。

勉強は瑞穂でしたらいいと思いますよ。

 

③瑞穂へ早めのご相談をお願いします

 

これ、本当にお願いします。

お電話でもいいですし、込み入ったお話になるようでしたら、授業の前後に個人面談の時間を設けさせてもらいます。

毎年、進路決定の時期には、いろんな相談があります。

遠慮なく、何度でもご相談ください。

 

正直、後になって「もっと早くに言ってくれれば…」と思うこともあります。

生徒や保護者の方にも、「本当にこれでよかったのか」「もっと相談してみればよかった」というような思いを残してほしくありません。

 

それぞれの生徒たちがどう悩んでいるのかを知っておくことで、私たちもよりきめ細かな対応をしていくことができます。

ほとんど毎日顔を合わせているのですから、本人にこまめに声をかけたり、進捗状況を聞くこともできますし、不明な点があれば高校に直接問い合わせてお話を聞くこともできます。

 

どうぞ、存分に瑞穂を使ってください。

一緒に子どもたちの受験を支えていきましょう。